山都なでしこサッカー大会(女子サッカー部)

 はじめまして。サッカー部の女子を担当している大里です。今日はサッカー部(女子)について書かせてください。
 サッカー部の女子は創部4年目で、ちょうど私がこの学校で教壇に立った年にできました。当時クラブチームでサッカーをしていた女子生徒2名が「高等学校女子サッカー大会に出たい」とサッカー部顧問の厚先生に申し出たのがきっかけで、部員を集め、男子が練習する託麻グラウンド(学校から自転車で30分程度)まで行き、練習をする毎日でした。「高校からスポーツを始めたくて」「サッカーしてみたかった」といった初心者ばかりのチームですが、サッカーを楽しもうと、経験者の生徒が中心になり活動しています。

 現在は3年生が引退し、1年生10名(マネージャー1名)で活動しています。学校の目の前に多目的グラウンドができ、放課後すぐに練習を始められるようになりました。週に3日程度練習に励んでいます。

 そんな中、先日11月23日(祝)山都なでしこサッカー大会に参加いたしました。この大会は、女性のサッカー人口を増やそうと始まった5人制のサッカー大会で、Under-6からOver-40までクラスが分かれています。子供を大会に参加させるとともに、お母さん方もチームを作って参加する家族ぐるみの大会です。私たちは今年で3年目の参加になります。U-18にはクラブチームの競合が多く、1点取るにも四苦八苦ですが、チーム数が少ない女子サッカーという競技においては貴重な経験の場になるものです。

 当日はあいにくの悪天候、グラウンドは芝のきれいな・・・というよりは、水たまりでした。風も強く、みんな泥だらけになりながら、この7ヶ月の練習の成果を見せてくれました。

 予選の2試合は、どちらもクラブチームの強豪チーム、熊本ユナイテッドU-18とESPRESSO熊本FC U-18でした。幼少からボールに親しんできたクラブチームの子に比べれば、ついこの間始めたばかりの生徒は足元にも及びません。試合結果は熊本ユナイテッドU-18に1-4、ESPRESSO熊本FCに0-1で2連敗でした。もう一度熊本ユナイテッドと試合をしましたが、そのときも0-2で負けてしまいました。しかし、帰りのバスの中で、生徒は悔しそうに「これから何を直せばいいですか?」と今日の結果と次への目標を考えていました。日々の練習の成果は、確実に実力と敗戦への悔しさとなって、生徒をさらに成長させてくれそうです。もっともっとサッカーを好きになって、多くの喜びを味あわせてあげたいと感じました。

 熊本県下には女子サッカーのチーム登録をしている高校は、本校と大津高校だけです。本校は、今年度は人数がそろわず、11人制の大会には参加できませんでした。来年度、新1年生を勧誘して、大津高校に挑みたいと思います。

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