【Spring Camp 1日目 その2】

こんばんは。国語科の森光です。修学旅行以来のご無沙汰です。

今回はお手伝い部隊の一員として参加させていただいております。
新入生恒例のスプリングキャンプは今年で10年目の節目を迎えました。
いつになっても変わらないのは、朝体育館に集合したときの生徒の、不安そうな顔。
でも、私はその顔は美しいと思います。

人は何か大事なものごとを運ぼうとするとき、ゆっくりと、行動を起こす。
たとえば、猫を抱えて歩いたり、熱い鍋を違う場所へ移したり…
新しい世界へ入っていく瞬間だってそうです。

おずおずとした、けれど、やってやるんだという決心に満ちた表情。
人間のそういう表情こそ美しい、とは作家の池澤夏樹さんの小説に記されていたと記憶しています。

49期の諸君たちも、高校生活を、きっと、充実させたものにするんだ、という強い決心を持っているであろうことは、夜になってどの部屋からも聞こえてきた、談笑のにぎやかな声こそが何よりの証拠だと、私は思いました。

新入生諸君の日々に増しての成長、報告の続編は明日もお楽しみにお持ちください。

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