『読書の秋』です。

こんにちは。久しぶりに順番が回ってきたジェンベ同好会顧問の西本です。

ジェンベは西アフリカの民族打楽器で、この同好会の正式名称は「伝統民族音楽同好会」と言います。設立者兼指導者兼実働顧問は本校のホームページ・ブログの管理者:藤本征也氏です。

本校部活で今が旬の我が同好会ですが、一番の悩みは部員が増えないこと。そのためとうとう今年の紫紺祭でのステージ発表も断念せざるをえない仕儀と相成りました。来年こそは頑張ろうね、征也殿。
部員募集、大歓迎です。

  さて読書の秋です。本校の図書委員会編集の『図書官報』第88号(10月12日発行) が生徒アンケートにもとづく人気作家ランキングを発表しています。

それによりますと一番人気はj.k.ローリング。「ハリー・ポッター」シリーズですね。本校生にもよく読まれているようです。2位以下は順に、山田悠介、あさのあつこ、石田衣良、森絵都、といった具合に続いています。やはりベストセラー組が強い。この特集は、何かと昔を振り返りたがるおじさん向けかな、20年前との比較も載せています。その昭和61年のランキングは、1位から順に、赤川次郎、氷室冴子、夏目漱石、新井素子、星新一、司馬遼太郎、・・・と続いています。なるほど、なるほど。

 みなさん、最近読んでます? 私は昨日、米国の作家、ジェームズ・モーガン著、山岡万里子訳の「マティスを追いかけて」を やっと読了。500頁近い本で、途中で画集を見たり、地図を調べたりの寄り道が多く、ちょっと時間がかかりました。著者はマティスの作品と人生の足跡を自分の目で確かめようと、60歳を目前にして、職を捨て、家を売り払い、妻と二人の旅に出ます。この本はその旅の紀行文。憧れの画家が暮らした街々を巡り、作品制作の背景をたどる旅を続けながら、自らも絵筆をとり、マティスの暮らしの痕跡の残る空間をカンバスに切り取っていきます。いやあ、うらやましい旅の記録です。同時にせつなくなる本でもあります。

  週末は新刊の翻訳ミステリー「さよならを告げた夜」を読む予定。何かと話題に上っている作品なので、楽しみ。
  観たい映画。黒木和雄の遺作「紙屋悦子の青春」。東京岩波ホールで上映中。もうすぐ地方に廻り、熊本はDenkikan で上演予定。原田知世さんが待ち遠しい。

追記:明日のGAKUFUブログは、2年5組担任の坂本 博之先生が書いてくれるそうです。 お楽しみに!