高橋幸二先生作 壁画(創立50周年記念事業) その2

そして10月10日。式典を2週間後に控えたこの日に壁画完成。

あらためてよく見ると、細部まで細かく描かれています。

中心に描かれている絵の回り。元々は白塗りの単なる壁だったのですが、一つ一つ大理石の様な模様に描かれ、またそれが立体的に見えるよう細かな線が描き込まれています(本当に近くで見ても「平面」と全く気づかないくらいです)。

↓壁画を描く前

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↓そしてメインの絵。

091202_f_2.jpgこの絵にはこんな意味が込められています(以下、壁画説明プレートより転載)。
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『英知・気品・剛気』

廃墟の中で弓を手にし、逆境に再び立ち上がる雄々しい男子は『剛気』を表し、
白ユリを手に虎に寄り添う純潔の女子は『気品』を示している。
そしてその虎は、若人達を見守る深い愛情と後世に立派な名を残すよう心がけることを象徴し、また日時計は時間と共に方向性=「進むべき道」を連想させ、限りない自己啓発の努力を惜しまないこと、すなわち『英知』を比喩している。

この壁画は、本校の全人教育の目標として掲げた「生徒の誓い」である『英知・気品・剛気』を主題とし、旧約聖書や中国神話などの故事に倣い制作された。

全体の画面は、トロンプ・ルイユ(錯視)の画法で表されていて、悠久の自然を暗示している。

また大地と大気は、現在の人間へのメッセージかも知れない。
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もう僕の解説はいりませんね….。

上記の言葉を思い浮かべられながら、下記一枚一枚の写真をどうぞご覧ください。

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茶色い枠の部分は立体的に見えますが、実は平面です。

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本当にすばらしい壁画が完成しました。

体育館玄関に描かれていますので、本校へお越しの際は、是非ともご覧下さい。