【さよなら第1棟・第2棟】4_廊下掃除(1968年)

みなさんこんにちは。

学校では明日から学年末考査が始まります。また、水曜日は国公立大学2次試験・前期日程が行われます。各生徒とも、最後の追い込みに家庭学習を頑張っていることでしょう。

さて、現校舎お別れ企画の第4弾は第1棟の中身を見てみましょう。

1968(昭和43)年の校内の様子です。

余談ですが、映画評論で有名な四方田犬彦氏の「ハイスクール1968」という本を読んだことがあります。著者の、東京教育大付属駒場での高校時代を描いた話題作でした。当時の世相と相まって、高校生が刺激的な毎日を過ごしていたことが伺えます。

当時の付属高校の生徒もきっとそうだったのでしょう。

では…

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これは廊下をデッキブラシで掃除しているところです。

そう、かつては本校は校舎内は土足だったんですね。35期生の私が入学したときにはもう上履きを履いていましたが、その名残はそこはかとなく残っていて、教室の床はコンクリートでしたし、廊下の床は固いゴムのマットが敷き詰められていました。

現在でもその名残はあります。現在、1年生と2年生の生徒諸君の下足箱が置かれている第1棟と第2棟の間の空間、あれが下足箱の設置を見越して作られた空間だとは、にわかには信じられませんよね。上履きシステムに変わったときに、苦肉の策で改造してあるんですね。

それにしても今のリノリウムが敷き詰めてある廊下から考えると、信じられません。タイル敷きですね。

掃除をしている男子生徒は革靴です。学帽をかぶっている生徒もいますね。こういうところからも時代を感じます。

しかし、いつの時代もこうした「その時代の特有の文化」というものはあるものでしょう。今の生徒も、後の人生の中で「ハイスクール2015」を語る日がきっと来ます。

 

先週土曜日にレジェンドふじもとさん(←この人の「ハイスクール1996」は相当面白い)が「使ってね!」と自身が広報委員だったときに携わった「高校創立50周年」時に作られた資料からたくさんの写真データを提供してくれました。ありがとうございます!

それを「GALLERY」としてまずは写真のみ公開していますので、お時間がありましたらどうぞ。

ブログでは、その中から毎回1枚ずつ紹介していきます!