こんばんは。本日(22日:水)は本校の奨学生・専願生の入試が行われました。
入試の時期はいつも冷え込みます。今日も刺すような冷たさの中、受験生の皆さんに本校まで来校頂きました。
出来はどうだったでしょうか?合格発表は1月27日(月)です!
さて、試験監督をしていると、皆さんが試験の時に持ってくるものにも流行があるんだなぁ、と思わされます。
ここ2〜3年で言うと、まずペンパス。これは初めて見たとき(もちろん入試の時に皆さんが机の上に置いているので初めて見たわけですけど)、「すげぇ!!」と素直に感動してしまいました。メルセデスSLKの屋根の収納に匹敵する構造ですよホント。しかもシャーペンタイプが出ているじゃないですか!
そしてクルトガ。これもみんな持っていますねぇ…一昔前は本校オープンキャンパスで配付した「GAKUFUシャープペンシル」も結構いたのですが(今でも、机の上にお守り代わりに置いている受験生の皆さんがたくさんいらっしゃいます。ありがとうございます!)、今は最大勢力、といったところでしょうか。
そして今年、ふと気付いたのは「腕時計」を持ってきていた受験生が多かったということです。教室に時計がないかもしれない、ということで持ってきたのでしょう(ガクフの教室には一応、掛け時計はあります)。
ポップな色使いから、自分自身のものなんだろうな、と思わせる中学生にふさわしいものもあれば、セイコー・ルキアのような働く女性が愛用しそうなものを持って来ているのを見ると、保護者の方に借りたのだろう、と思わされるものもありました。
腕時計を見ながら、自分に与えられた時間を、うまく使おうと努力する…これはとても大切な所作だと思います。一分一秒も無駄にしない、前向きな姿勢。大人の振る舞いです。
大人になるにつれて、似合う時計も変わってきます。「腕時計の似合う」大人になって欲しいものです、とは気障な言い方でしょうか?
ただ、正面切って試験に立ち向かった受験生の皆さんはまたひとつ、大人に近づいたということが言えると思います。そんな大人への脱皮に向けての「試み」こそ試験だったことを考えれば、皆さんの腕時計に目が行ってしまったのも、あり得る話だと思います。
今日保護者の方に腕時計を借りた受験生の皆さんは、感謝の言葉と共に返却し、自分の愛用のものがあるという受験生の皆さんは、残り少ない中学校生活を支えてくれる「相棒」に、今日の試験、お疲れ様とねぎらいを掛けることも大切かもしれませんね。