修学旅行 マレーシア・シンガポールコース 4ー5日目の報告

 4日目と5日目は午前0時をまたぐ二日にわたる活動になりますので、まとめて書きます。
 マラッカの朝は5時半起床。マラッカからシンガポールまで250㎞を南下するため、早朝7時15分の出発です。 高速道路はスムーズに進み、3時間でマレーシア最南端の都市ジョホールバルへ到着。ここで入国手続きを行います。橋の手前はマレーシア、橋の先はシンガポールです。3日前、空港で国境を越える経験をしましたが、陸路で国境を越える経験は生徒全員初めてです。バスからいったん降りて、パスポートとトランクを下げて一人ずつ入国審査を受けます。X線のゲートを通るときは緊張ぎみです。このような経験ができるのもこのコースならではです。
 11時、再びバスに乗ってシンガポール入国。ここで3日間お世話になった現地ガイドのヨウさんとウオンさんとお別れして、シンガポールでの現地ガイド、ヨウコさんにバトンタッチ。バスも一台の大型バスにまとまりました。
 シンガポールは東西40㎞、南北20㎞の菱形をしている小さな島国で、日本の淡路島と同じ面積をもち、人口500万人です。上海と並ぶ経済都市で、世界中の冨がここに集中しています。また、教育のレベルが世界トップクラスであることでも知られています。
 飲茶の昼食後、フェーバー山という115メートルの小高い丘に登りました。ここからシンガポール全体が見渡せます。東には高層ビル群、南にはユニバーサルスタジオがあるセントーサ島、その先にはインドネシアの島々、西にはジュロン化学工業地帯が広がります。赤道まで100㎞ないところです。
  2時半にスコッツロードにあるDFS(免税店)ギャラリアに集合し、ここからオーチャードロードを3時間の自主行動です。旧正月の2日にあたりますので、通りは多くの人でにぎわっています。中国系の店は閉まっているところもありましたが、生徒達に不自由は無いようです。オーチャードロードには世界の超一流ブランドが入っている店がずらりと並び、とても買えそうにない目玉が飛び出るような値段が付いています。アイオン(オーチャードロードの東西を分ける交差点にある巨大ショッピングモール)から地下道を上りスコッツロードに出ると、道路が濡れていました。雨が降ったようです。
 5時半に旅行最後のレストランで海鮮中華料理を食べたあと、ナイトサファリへ移動。ここは動物たちの夜の生態が見える動物園です。超満員で、順番待ちの長蛇の列ができています。7時半にトラムという電気自動車に乗り、40分のツアー開始。薄暗い中を進んでいくと、象やライオン、サイ、カバなどが薄明かりの中に浮かんできます。ガイドさんの説明はすべて英語で行われます。
 9時にナイトサファリを後にし、シンガポールチャンギ国際空港へ移動。出国手続きを取り、1時10分のシンガポール航空に乗り一路福岡へ。4時半に機内で朝食が出されましたが、さすがにみんな眠そうで食べきれない生徒が多かったようです。7時40分福岡着。空港で冬服への着替えをして熊本に10時30分予定通り到着しました。
 マレーシア・シンガポールコースは他のコースより半日早く終了しますが、最終日のハードスケジュール、時差ぼけなどを考えると必要な休養の時間だと思います。旅行会社の方も、昨年の反省をふまえ、小さな配慮があちこちに成され、大きな病気やケガもなく無事に終了できました。
報告:平成23年2月5日土曜日 田上