高校 2022.06.24
一貫生研修報告(1日目)

朝5時50分に学校に集合した後、熊本空港から飛行機、そして羽田からバスに乗り、茨城県つくば市へやってきました。

各施設では人数制限が行われているため、1号車と2号車に分かれ、それぞれのルートで見学しました。2号車はまず、農林水産省の敷地にある「食と農の科学館」を訪問。国立研究開発法人、農研機構の様々な取り組みをガイドの方に解説してもらいました。特に印象に残ったものは、田んぼの水を自動で調節するといったスマート農業、害虫駆除を目的として飛ぶことが苦手のてんとう虫を交配させて作った「飛べないてんとう虫」、お米麦大豆果物など様々な植物の品種改良(シャインマスカット、ふじりんご、梨の幸水、デコポンなど全て能研機構の開発選手)、青い菊、光る繭。植物工場でのトマト栽培、さらに種の保存を目的としたジーンバンク、温暖化に伴う北海道の野良イモ問題、などなど、本当に多岐にわたる取り組みで学ぶものが多かったです。

次は国土交通省国土地理院が運営する「地図と測量の科学館」。地図の作成の歴史や、過去に実際に使われていた地図を描く機械など、こちらも展示が充実していました。私自身は、特別展で特集されていた、宇宙技術を利用した測量の最新技術をとても興味深く見学しました。2002年、日本測地系から世界測地系へと国土地理院でも転換を図り、実際に法律(測量法)も改正されたそうです。人工衛星や電波望遠鏡などの技術により正確に測量ができるようになった一方で、日本では特に地殻変動が常に激しく起こっており、地図データとの誤差を補正するために、全国1300地点で常時地殻変動を監視し測定していることも初めて知りました。

つくばでの最後の見学地は、JAXA宇宙開発機構です。小惑星探査機はやぶさ2や、国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」などの大掛かりな模型の展示を楽しむことができました。

 

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