中学 2024.06.28
救急法講習会

 本日は日本応急手当普及員協議会代表理事の芹澤零音さんをお招きし、救急法講習会を行いました。

芹澤さんは、AEDや応急手当の存在をより身近にするために活動を行っており、高校生のときからご自身で講習を開講していらっしゃいます。昨年、芹澤さんは2023年ジブラルタ生命主催「ボランティア・スピリット・アワード」にて文部科学大臣賞を受賞されていますが、このとき本校生の活動が中学生部門で全国賞を受賞したことをきっかけに今回お越しいただきました。

 前半の講演会では、芹澤さんご自身の経験から「1歩学校の外に出る」ことが大事であることを強くおっしゃっていました。自分の活動が社会を動かすという実体験に、本校の深学科プログラムでの取り組みにもつながりを感じている生徒の様子が見られました。後半ではシナリオトレーニングとして1人1役を演じながら、心肺蘇生やAEDの使用方法について学びました。体験を終えた生徒からは「救助を必要としている状況においてさまざまな立場の人のことが分かりました。自分にも何かできることを探して行動したい」といった感想が聞けるなど、救急の場面だけでなく、生徒たちが何か1歩踏み出すきっかけになればと感じる時間となりました。