学校長挨拶
学付は新たな自分へのかけ橋
ともに夢を紡ぎ、未来を創る
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熊本学園大学付属高等学校・中学校はともに、保護者、地域住民、教育行政機関からの高い評価を得て、高校は令和元年に創立60周年、中学は令和3年に創立10周年を迎えました。
開設当初から、80年に及ぶ学校法人熊本学園の「師弟同行」「自由闊達」「全学一家」という建学の精神の下、「英知」「気品」「剛気」、すなわち、知・徳・体のバランスのとれた「全人教育」を通して、広く社会の健全有為の人物を育成することを教育目標としてきました。
具体的には、中学では、「ゆっくり、じっくり、確実に」をスローガンに、中高一貫の6年制カリキュラムの下、難関大学を含む自分の目標とする大学への現役合格を目指す学修プログラムが組まれています。また、高校では、「自分で選ぶ。自分で学ぶ」をキーワードに、自分の適性を生かし、自分の未来を切り拓くことのできるクラスやカリキュラムが編成されています。ともに、総合的な学習(探究)の時間等を活用した「深学科プログラム」に力を注いでおり、様々な取組を通して、学ぶ喜びを知り、総合的な人間力を高め、人生を豊かに生きる心と体を養うことを目指しています。
本校では、現代社会の有り様や在学する生徒の状況等を踏まえ、生徒一人一人の興味や関心、発達や学習の課題に即して、各々の個性に応じた学びを引き出し、生徒自身の描く「自分らしい自分」「なりたい自分」に向かって一人一人の資質・能力を高めていくことを教育の大きな特徴としています。生徒が将来、様々な領域・分野でトップとして活躍することのできる人間となっていくための大切な拠点となることに努めています。そのために、高・中ともに、生徒の自主性・主体性を尊重し、生徒一人一人の学習意欲を高め、やりたいことを深められる教育を提供するとともに、学校を安全・安心な居場所、生活空間として保障していくように最大限工夫しています。
本校のこうした自由かつ大らかな雰囲気のなかで、生徒たちは、勉学に、部活動に、生徒会、ボランティア活動に積極的に取り組んでいます。その結果、進学実績においても、スポーツ・文化活動、社会活動においても、大変素晴らしい成果を挙げています。
受験生の皆さん。皆さんの夢や希望は、本校の学友や教職員とともに、努力を積み重ねていけばきっと叶えられると確信しています。学付は新たな自分へのかけ橋(レインボーブリッジ)です。その夢や希望の実現に向けての第一歩を本校で一緒に踏み出しましょう。
熊本学園大学付属高等学校・中学校 校長
名古屋大学博士(教育学) 伊藤 良高