こんにちは,山岳同好会顧問の末次です。
10月14日に山岳同好会と岳歩会(がくふかい)のメンバー総勢10名で,日本百名山の一つ,大分県と宮崎県の県境にある祖母山(標高1756m)に登りました。山岳同好会のメンバーは3年女子のKさんとOさん,2年男子のM君とS君。岳歩会のメンバーは中山先生,右田先生,副島先生,尾花先生,山住先生,それに私です。なお,岳歩会は本校教職員の登山愛好会です。
宮崎県高千穂町の北谷登山口まで車で約2時間。登山口手前の数kmは未舗装の林道で,車はがたがた,ゆさゆさと大揺れ。うんざりするころ,やっと登山口に到着しました。
登りの風穴コースは沢あり,清水の流れる岩場あり,スズタケの藪ありで,林の中の急斜面をロープ,木の根,岩につかまりながら登る変化に富んだコースです。途中にある風穴(ふうけつ)は,岩が積み重なってできた洞窟であり,奥の方には夏でも氷柱があると言われています。登山の未経験者が3人いましたが,この中級者コースを難無く歩くことができました。
山頂からは,晴れていれば抜群の展望が得られるのですが,残念ながら雲に包まれて,近くの山が見える程度でした。
山頂で昼食をとってゆっくりと休み,帰りは九合目山小屋「あけぼの山荘」に立ち寄ったあと,国観峠から千間平コースで下山しました。
当日はあいにくの曇り空で,雨が少し降り,絶好の登山日和ではありませんでしたが,静かな秋の山を満喫し,快い疲れと達成感で帰路につきました。
山登りは心身の健康とリフレッシュに最適です。参加した先生方は,日々雑多な仕事に追われていますが,この登山で忙しい毎日を多少なりともリセットできたのではないでしょうか。今回はそれに加え,教師と生徒が分け隔てなく和気あいあいと語らいながら楽しいひとときを共有でき,普段の学校生活では味わえない意義深いものも見いだせたような気がしています。