まずは、南禅寺の裏にある南禅院に上りました。滝水が落ちているきれいな回遊式庭園を見ると心が落ち着きました。
南禅寺の横には、琵琶湖疏水(琵琶湖からトンネルを引いた用水)が通るアーチ「水路閣」があります。
また道路の横には「幅の広い線路」(ちゃんと枕石も引いてある)が二本走っていました。
「鉄道にしては幅が広すぎる」と田上先生が言います。「インクライン軌道跡」と表示がしてありました。
私は南禅寺を通るたびに「琵琶湖疏水記念館に行きたいな」と思っていたのですが、今日牛島先生と行って来ました。
そこですべての謎が解けました。あの線路は、船を載せて運ぶ台車「傾斜鉄道インクライン」でした。
「傾斜鉄道」「二本の線路が走っている」ということは・・・?
「滑車を使うことで、降りてくる台車の力によって、上に台車を上げる」ものでした。
なぜ船を上まで運ぶかって?
なんと上の船着場から、今度は琵琶湖疏水のトンネルを通って、琵琶湖までのぼるのでした。
疎水の途中には、あのパナマ運河のように閘門があって、船を上にあげていくところもあるそうです。
他にも、水力発電機の水車とモーターが展示してあって、大きさも実感できました。
ここで写真をお知らせできないのが残念ですが、ぜひ、修学旅行のコースに入れたいと思いました。
この記念館には、歴史と人々の知恵と技術がつまっていて、非常に勉強になりました。
なんたって「無料」というのがいい。
ぜひ京都に行ったら、みなさん、「水路閣」と「琵琶湖疏水記念館」を訪れてみてください。