こんばんは。
本日(20日)は高校の一般生入学試験が行われました。
奨学・専願試験の時もそうだったのですが、今年度の入試は受験辞退者や体調不良による特別室受験が少ないことが印象に残りました。いつもだったらこの時期、インフルエンザやら感染性胃腸炎やらで大変な思いをしながら受験する、という場面も少なくありません。
受験辞退は、進路決定という前向きな理由によるものもあるのでしょうが、それが体調不良によるものだとしたら、こちらとしてもなんともやりきれない気持ちにさせられます。
ノンフィクションライターの沢木耕太郎は、16年前、長野オリンピックを取材した際に、「存分に戦ったあとで流せる涙」の意義深いことと、勝負を前に「舞台に立つことすらできずに、涙を流すことさえできない事のつらさ」について書いています(「シネマと書店とスタジアム」)。
試験を執り行った側が言うのも何ですが、存分に戦った後で流せる涙は、たとえ歓喜のものであろうとも、悲嘆のものであろうとも気高く、崇高なものだと思います。
「レジェンド」の大挑戦に感動し、そして、フィギュアスケートを見ながらこれを書いている今、つくづくそう思うのです。だから、今年度のガクフの入試としては最後だった今日、すべての受験生の皆さんに、心からのお疲れ様を述べたいと思います。
冬季オリンピックも、もうすぐ終わり。春は、もうすぐそこまできているようですよ。