本日は第55回卒業証書授与式が行われました。
卒業生点呼。一人一人、担任が心を込めて名前を呼びます。生徒も、それに答えて、元気よく返事します!
担任して初めての卒業生。「顔を見て、名前を呼んでやりたいんです」と言った高木先生は、名簿に目を落とすことなく全ての生徒の名前を読み上げました。
卒業生総代、小出紘也君が代表して55期生の卒業証書を受け取りました。
今年度の高橋賞受賞者は眞田裕子さんです。
木下隆雄校長先生より告辞。「英知・気品・剛気」の生徒の誓いを胸に、世界へ羽ばたいて欲しいという言葉がありました。
幸田亮一熊本学園大学学長先生より祝辞を賜りました。
奨学会会長、大谷義文様より祝辞を賜りました。「気品」を構成する「気」と「品」について。
在校生代表、佐伯遼太生徒会長より送辞。共に学校行事を作り上げてきた先輩への感謝の言葉。
高橋賞受賞者、眞田裕子さんの答辞。
教職員も、その一言一言に聞き入ります…
保護者代表謝辞を代表、白石隆様より頂戴しました。
卒業記念品目録を保護者代表・安武はるみ様より頂戴しました。
「仰げば尊し」斉唱。
卒業生退場、その前に…2年生より手向けの歌を。「友~旅立ちの時~」。
未来が待っています。寂しいけれど、いつまでも一緒に居たいけど…お別れです。
哲学者の内田樹さんの説にインスピレーションされたお祝いの言葉をひとつ。
卒業生にとって、母校とは母港。そう考えると、人生は航海と言えるでしょう。その区切りごとに、皆さんが立ち寄って、舫い綱をつなげて、燃料を補給したり、荷物を積み直したり…そしてまた大海原へ漕ぎ出していく、母港、すなわち母校とはそんな場所になるのではないかと思います。
航海中に、航路はどっちかな、航路から逸れていないかな、自分が、母港から、どれだけ離れたかな…自分の立ち位置を確認したいときが、航海の途中、折に触れてある。母港の灯台は、皆さんを、いつでも照らし続けて、その時その時の皆さんの姿を照らし、そして進むべき未来を示唆し続けます。
皆さんの母港(母校)で働く私たちは、そのための光が皆さんに届くように、灯台のランプを磨き続ける灯台守で在り続けます。卒業式は、私たちにとって、そんな思いを新たにする日でもあります。
卒業生の皆さん、遠く離れていても、いつでも母港(母校)のことを思い出してください。近くに来たときや思い立ったときは、いつでも遊びに来て下さい。
喜びも悲しみも幾年月。卒業、おめでとうございます!