大学体感プログラム_つづき
その後は東大クイズ、そして東大生がどのようにして自分の進路を考えて学部を選んだのか、大学でどんなことを学んでいるのかを話して、質問に答えていきます。
「いろいろなことを学びたくて最終的に東大を選んだ」「大学で学びたいことを見つけた」「好きなことをやりたくてきた」「苦手だからと避けていくのではなく、学部選びはやりたいことを一番に考えよう」「学びたいことが違ったら、大学院で学ぶこともできるなど」
これからの大学選び、学部選びにとても参考になります。きっと視野が拡がったと思います。
大学での学びの中心になるゼミを体験しています。グループを更に3人ずつに分け、それぞれで資料をもとにマーケティング分析を行い、商品開発を提案するミッションです。
消費者が普段買う飲み物、年代ごとに好き嫌いのある飲み物の特徴、上位3社と自社の商品数の比較、年代別の人口数という4つのデータが渡されています。
もっと売り上げを伸ばして上位3位に食い込めるように新しい商品を開発したい。どんな種類の飲み物を開発すればよいか?
4つのデータから分かること、どのように組み合わせると新たなことが言えるのか。それを根拠にどんな種類の新しい飲み物を開発するのか。
現在求められているアクティブラーニングの学びの方法ですし、これからの社会で求められる最適解、納得解の出し方を学んでいます。
大学生に分析の視点のアドバイスを受けながら、それぞれの小グループで真剣に話し合っています。この後、小グループで話し合った結果をプレゼンします。なぜその商品を開発するのか、根拠をもとにプレゼンです。
どこにターゲットをおいて、そこの層になぜその商品がなぜ売れるのかという分析をもとにプレゼンしています。それぞれ違って、面白く感じたのは私だけでないと思いますし、生徒たちも自分たちで答えを出すおもしろさを実感したことだと思います。
ファシリテーターの大学生からは、「経営学のゼミでやっていることですし、企業で行なっているマーケティングの方法です。なかなか答えを出すというのは難しかったと思います。またこれからの社会で必要となる、みんなで意見を出し合って納得する最適解の出し方です。根拠をもとに意見を出し合い、主体的に取り組むことをこれからも実践してほしい」とありました。