川風寒み千鳥鳴くなり。
8月7日。今日は立秋ですが、しっかり真夏日です。『秋来ぬと目にはさやかに見えねども・・・』の藤原敏行の和歌を思い出しました。進路部ブロブ、久しぶりに更新です。
九州大学のオープン・キャンパスに生徒を連れていった行った学校のバスが帰ってくるのを待ってる時間です。福岡も暑かったんだろうなあ。待ってる時間に久々に進路部のブログを思い出しました。
今日は一日中3年生の『夏期短期集中サテライン講座』の監督をしていました。朝9時から専門外の英語・数学・古典を各90分。申し込んだ生徒はOC参加などの一部の生徒以外ほぼ全員出席。暑い夏こそクーラーの効いた涼しい教室でしっかり勉強!いい光景です。教室にずっとついて聞いていましたが・・・。英語は、まあ3割は理解できました。(何を説明しているのかは分かったという意味。)数学は確率の所だけ何となく・・。古典は結構理解できました。「なり」が断定か伝聞か、という例文の中にタイトルの文が使われていました。ふむふむと懐かしく聞いていましたが・・・。
ここから、以前読んだ丸谷才一のエッセイからの引用・受け売り。
『思ひかね 妹がりゆけば冬の夜の 川風寒み千鳥鳴くなり』これは『拾遺和歌集』に載っている紀貫之サンの歌です。これが扇風機もクーラーもなかった時代、涼しくなるオマジナイの歌で。この歌を口ずさむと、夏の盛りの暑さにも冬の心地がする。と鴨長明さんが『方丈記』の中で申しております。
ただ、問題なのは、涼しくなるには、この歌をどれだけしみじみと味わうかということにかかっているんだそうです。風情が身にしみなければちっとも涼しくならない。まあ、文学の鑑賞は実体験とは関係ないから、あなたが凍り付くような冬の夜に恋しい人の所へ行ったことがあるかどうか・・・なんてことはどうでもいいんです。情景を思い浮かべつつ、だまされたと思って口ずさんでみましょう。ちょこっと気分だけでも涼しくなるかも。
8月9日まで3年生のサテライン講座は続きます。さらに10日(日)には個別大学模試を公開会場で受験する生徒もいます。3棟では自習室で3年生が私語厳禁で黙々と勉強しています。16日(土)からは夏期後半特演も始まります。受験生の3K(健康・根気・気分転換)でこの夏を乗り切って欲しいと願っています。頑張れ受験生!
おまけ:7月末で映画を77本。(7のトリプル。何となく嬉しい。)7月中旬、水泳の九州大会で別府に行き、市内に1つしかない映画館で観た『パレスチナ1948NAKBA』というドキュメンタリー映画は非常に重い映画でした。ここは前回の九州大会の時は藤山直美の『顔』を掛けていましたが、かなり個性的なラインナップをする映画館のようです。8月は何本観れるか。毎日出勤しているので意外に時間が作れないなあ。頑張ろう。
以上、サテライン講座を聴いて高校時代の苦しかった授業を思い出した山下でした。