高校 2017.10.07
第3学年奨学会主催講演会

10月7日(土)の3年生の総合とLHRの時間に、奨学会主催の講演会が行われました。

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年間に2万人の高校生に講演をされている京都造形芸術大学の吉田大作先生をお招きして、「急変の時代を生きる高校生のためのキャリアデザイン」という題目で講演をいただきました。

生徒たちは最初、「デザイン、芸術だからあまり自分には関係ない」という思いを持っていたようですが、講演の内容は生徒たちの価値観を大きく変えるようなものでした。

吉田先生はライフワークとして、「子どもたちが心から笑顔で過ごせる社会をつくるためにできること」をテーマに取り組まれているそうです。また、くまモンの次を考える、くまラボのフェローになられたとのことでした。話のはじめに、仕事として扱う「デザイン」の内容がありました。それは物をつくったりするのではなく、問題を発見しその本質を明らかにして、解決策を考えていく、物事の構造を理解しデザインするといったものでした。なんとなくという印象のものを明確に可視化することが「デザイン」するということ。これまでの先入観によって自分の考え方が狭められていることも、物事の構造を理解することで解決策を見出すことができるように感じました。

様々な話題の中で生徒たちが感銘を受けていたものが、「できない理由を探さずに、どうやったらできるかを考える」というものでした。人はできない理由を探すのにはたったの0.2秒しかかからないそうです。そこには、そういった考え方が自分の行動を変えて、未来の姿を変えることになり、常に学び続ける姿勢を忘れずに過ごしてほしいという願いが込められていました。これから先の世界は新しい情報がいつも更新されていきます。変化し続ける社会に対応していくためにも、アップデートを続け、小さな積み重ねを大切にしてほしいと思います。

大変ご多忙なスケジュールの中ご来校いただいた吉田先生、本当にありがとうございました!

保護者の皆様も多数ご参加いただき、ありがとうございました!

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