中高一貫第10期生を対象に、7月3日から5日にかけて、東京研修を実施しました。

日本の首都として政治、経済、文化、学問など様々な面で最先端となる東京を10期生全員で訪れ、国会議事堂を見学したり、企業訪問や大学訪問、国立競技場見学、パナソニックセンター見学、班別自主研修などを行いました。国会議事堂では参議院の見学を行いました。平日ということで業務が行われていることもあり、緊張感の漂う中見学をさせていただきました。天皇陛下が臨席されるお席や議長席、演壇、速記者席など国会中継やニュース、教科書などで見ていたものを実際に見学することで、政治をこれまでよりも身近に感じることができたのではないかと思います。企業見学では、クラウドコンピューティングサービス企業のセールスフォース・ジャパン様を訪問させていただきました。B2B企業ということで、生徒たちにとってあまり「馴染みのない仕事」だったのですが、多くの社員の方々が本校生徒のためにボランティアとしてワークショップに参加していただき、様々な業務の内容だけでなく、やりがいについて語っていただいたり、実際の仕事の環境を見せていただくことで、生徒たちの興味関心は急激に高まりました。明治大学の見学では、キャンパスツアーや大学での生活をイメージしたりなど、自分たちの喫緊に迫った進路選択に役立つ経験・学習ができました。国立競技場の見学は、世界中のトップアスリートが利用したロッカールームを見学したりピッチに立ったり、観客席や展望デッキなどを見学し、生徒たちは非常に感激し興奮気味でした。天候にも恵まれ、素晴らしい経験ができました。歌舞伎座の観劇は5時間の長丁場でしたが、伝統的な雰囲気の中に新しく独創的な解釈を加えたストーリー、そして迫力の演技や演出に、観劇後も興奮が収まらずホテルに向かうバスの中もハイテンションが続くほど大満足でした。

10期生の研修旅行も、今回の東京研修が総仕上げとなりました。教室を飛び出し様々な最先端に触れ、自分で描く将来の姿も具体的なものになってきているはずです。探究活動の総仕上げ「探究Ⅲ」や学年全体で取り組む修学旅行も残されていますが、6年間の中高一貫プログラムも終盤を迎えつつあります。生徒たちの将来の自己実現に向けてしっかりサポートを続けていきたいと思います。