高校 2022.07.22
熊本市子どもの未来応援基金 寄附金贈呈式(御礼とご報告)

 7月20日(水)、食品ロス削減を目指し活動している深学科プログラムのグループ「NextNexus」は、熊本市子どもの未来応援基金の寄附金贈呈式へ出席するため、熊本市役所本庁舎を訪問しました。

 NextNexusは、総合的な探究の時間「深プロ」の一環として「熊本の食品ロスを熊本のため、地球のためにどう活かすか」をテーマに活動しており、先日、食品ロス削減プロジェクトとして廃棄される食材を使ったお菓子の販売会を下通りで開催しました。この度、その収益を熊本市子どもの未来応援基金へ寄附させていただくことになりました。NextNexusは昨年の熊本城復元整備基金に引き続き、2回目の寄付金贈呈となります。

 リーダーの一人の角田さんは、「今回は、就労継続支援事業所にお菓子の製作を依頼し、利用者の方と話し合ったり、試作をしたりと貴重な経験となりました。6/25,26に下通りの販売会で合計約630個のお菓子を完売することができ、多くの方に声をかけていただいたり、取材(報道機関)を受けたり、食品ロス削減に向けた熊本の方々の関心の高まりを実感したイベントだったと報告しました。また、協力していただいた企業・農家の皆さん、熊本市ごみ減量推進課の皆さんへ御礼を述べました。  

 大西市長は、「コロナ禍の中で準備をしたり、色々な企画をしたり大変だったと思いますが、授産施設で直接触れてみて分かることやその場での人とのコミュニケーションで得られたことは、食品ロスについて学びを深め、意識を高められたのではないかと思います。熊本市の食品ロスの発生は年間約3万8千トン、1日あたり茶碗1杯分(一人当たり年間約50キロ)ほど廃棄されているとのこと。一方でウクライナ情勢などから食糧危機も指摘されており、これからの私達の食生活をどうやって見直していくかが危機に備えることにつながっていきます。活動が食品ロス削減への意識へ繋がっていくので、この活動を継続して頑張ってください」と述べられました。

 角田さんは、「これからもよりよい社会を目指して、食品ロスの削減の輪を広げ続けます」と抱負を述べ、今回の販売会の売上33,973円を熊本の子どもたちの未来へ寄付しました。

販売会で商品を購入していただいた皆さん、ご協力ありがとうございました。

 

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