高校
2022.04.26
【深プロ】ファイナリスト発表会
4月23日(土)の3・4限に「探究Ⅲ ファイナリスト発表会」と題し、3年生による「探究学習発表会」が行われました。
コロナウィルス感染予防のため対面ではなく、各教室で電子黒板に写してのオンラインによる発表会でした。昨年度のポスター発表会において「ポスター・創意工夫賞」「ポスター・オーディエンス賞」「優秀賞」などを受賞した、選抜された3年生の生徒たちが発表を行いました。選び抜かれた13班による発表は、どれも内容・発表方法ともに、これから発表を行う2年生にとって参考になるものでした。3年生が自信をもってよどみなく時にはユーモアもまじえて、時には英語で発表する姿に、2年生たちもメモをとりながら熱心に聞きいっていました。
「発表題目」
- 大量に廃棄されている服を用いて植物栽培を行う
- トマトと熟についての研究
- ボードゲームウサギと猟犬の必勝法
- カフカ『変身』について
- Making Good Products for the Environment
- 高校生が考える熊本の交通システム改善案
- 仮面ライダーは街を守りながら戦えるのか
- 熊本県産の柑橘類に含まれる糖度の成分比較
- 二酸化炭素濃度を測る
- 揺れと重さに強いタワーを作ろう!
- メダカの胚発生におけるセレンと無機水銀毒性の関係
- 学校の庭に侵入したアオイゴケのアレロパシー作用について
- Next Nexus~熊本の食品ロスを熊本で生かせるか~
探究活動は3年間を通して行われるのですが、今まで「探究Ⅰ」は1年夏休みのA4ポスター個人発表、「探究Ⅱ」は1年後期から始まったグループ探究で全員がそれぞれの興味関心の範囲での探究を行ってきました。今回の発表会で、2年生の1年間を使って行われる探究Ⅲのグループ活動の見通しがついたと思います。今年度の2学年も先輩の発表を参考に、自分の興味関心に沿った探究を行って充実した1年間を過ごすことができればよいと願っています。
生徒たちの感想
- ・「二酸化炭素濃度を測る」に対して 今、このコロナの状況だからこそみんなの暮らしに役立てていける研究だと感じました。
- ・ラズベリーパイを使ってのプログラミングはLEDを光らせるだけでも一苦労するのに、測定からデータを送り、グラフにするまでのプロセスも全て自分で作り上げたのはすごく尊敬します。この測定で得られたデータから今後の教室の環境の改善やより良い換気扇の開発にもつなげることができるので本当にすばらしい探究だと思います。この研究を先に進めていけるようサイエンス部でも協力したいです。
- ・「仮面ライダーは街を守りながら戦えるのか」に対して このテーマを聞いた時、「確かに戦うことはできそうだけど、市民の安全などを守りながら倒すことはできるのか…?と興味を持ちました。速さ・力・効率にそれぞれ特化している仮面ライダーを考え、一つ一つのテーマに沿って考えていてとても面白かったです。速さに強いライダーは爆風で街に被害が起こるということで、力と効率はどうなのかなと気になるところで省略されてしまい残念でしたが、データが配信されたら是非見たいです。
- ・「Next Nexus」について 食品ロス問題を解決しつつ、資金で熊本を救う活動をしていてすごいなと思いました。また、色んな大人の方と関わりをもつことで将来にも生かせると思ったので良い経験になりそうだなと思いました。
- ・自分が探究活動をする上で色んな方と関わりをもって探究を進めていけるようなものにしていきたいと思いました。
- ・探究を高校だけで終わらせることなく、将来につなげていけるものにしていきたいと思いました。