高校 2020.02.09
【2020修学旅行】東北・関東コース_最終日

【2020修学旅行】東北・関東コース_第5日

 

最終日になりました。

 

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朝食はバイキングですが、特にパンがおいしくて…ホテルの1階にはベーカリーがあり、そこで焼いているとのことでした。最後はテーブルごとに片付けも。集団旅行ならではの周囲への気遣いと振る舞いの気持ちを磨き上げます。

 

さて、最終日の見学地は国会議事堂。開会中ですが、土曜日のため閑散としている永田町でしたので、実にスムーズに到着。衆議院で私たちを待っていて下さったのは…

 

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衆議院議員で本校8期卒業の先輩、坂本哲志先生でした!

 

聞けば恒例の金曜夜地元入りの予定を変更して、後輩のために土曜の昼の便に変更した、とのことでした。熱いメッセージ、生徒の心にもきっと響いたと思います。ありがとうございました!

 

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土曜日という事で見学も少なく、内部を実にスムーズに見学することができました。見学者が少ないという余裕もあった事でしょう、案内の守衛さんも実ににこやかに臨機応変に対応していただき感謝しています。

 

その後、一路羽田空港へ…

 

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私なんかは空港に行くといつも「フラッシュダンス」や「北ウイング」が脳内をヘビーローテーションするんですけど(やれやれ)、空港という場所が目的の「旅」という要素と相まって、非日常を否応なしに感じさせる場所であることは間違いありません。

 

そこは文字通り人と人の生活がリアルに交差する場所と言ってもいいでしょう。お世辞にも要領がいいとは言えないキャビンアテンダントの卵がトレーニングに励んでいたり、決意を秘めて想い人を追いかけて霧の街ロンドンへ向かう女性が佇んだりしている──かどうかはわかりませんが、様々な目的を抱えた人々があの空港という一つの場所に渦巻く様子は、社会の動きというものを現実的に受け止める場所として他にない場所だと言えます。

 

グランドスタッフや整備士はもちろん、少し前にはNHKで清掃のプロがクローズアップもされていました。喧騒の中、様々な人が行き交う様子に生徒はきっと思うところがあったと思います。グランドスタッフやキャビンアテンダントは女子に人気の職業ですが、こうした大空港での人々の人生の交差を見つめ得る職業という意識のもと、改めてそうした職業に魅力を持ってくれるのであればこの修学旅行の意義も高まると思いました。

 

さて、4泊5日の修学旅行も終わりました。旅行報告の途中にも述べましたが、修学旅行は「初心」というきっかけを作る場だと思います。生徒が見聞したことをそれぞれに将来の進路につなげたり、あるいは日常の高校生としての生活につなげていくその縁となれば、修学旅行の目的は達成することができたと言えるでしょう。

 

最終日の班長会議。調整役、本当にお疲れ様でした
最終日の班長会議。調整役、本当にお疲れ様でした

 

 

これも記しましたが、お土産はすぐになくなります。しかし、土産話を語ることによって、あるいは感想として綴ることによって、修学旅行で見聞した内容を自分なりに纏め直す事で、この4泊5日は自分の中で永遠のものとなることでしょう。その時、この4泊5日は生徒個々人の中で意義を増すことだと思います。

 

そして、特に各班の班長。日常とかけ離れているが故に楽しみ優先になる班員と、集団行動であるが故、また感染症のリスクマネジメントの前に楽しみ優先を抑制すべきとの思いとの板挟みに苛まれながらも、仕事をやり切ったその姿勢に心からの感謝と労いを述べたいと思います。

 

修学旅行の実施は保護者の皆様の本校の教育方針への深いご理解とご協力なしには成し得ません。末筆ではございますがその事に感謝申し上げて筆を置きます。ありがとうございました。