中学
2019.11.15
深学科プログラム 中1 講演&ワークショップ
11月15日(金)、中学1年生の深学科プログラムの一環として環境ボランティア団体「次世代のためにがんばろ会」の皆さまをお呼びして講演及びワークショップ(体験型の学び)を行っていただきました。
中学1年生の深学科プログラムのテーマは「自然と環境」。
前期は阿蘇の大自然の中に身を置いて自然環境を学び、人間と自然、そして人間同士の関わりを学びました。その際、白川水源で水質検査を行い、その後、学校に戻ってきて白川の水質の変化を調べました。
後期は身の回りの環境改善を考える取り組みを中心に活動しています。範囲を学校、地域、社会・世界と段階的に分け、12班に分かれてそれぞれのプロジェクトチームが独自の「環境改善プラン」を考え、実践しています。
本日の講演&ワークショップでは環境改善プランを考える上で重要なヒントを多く得ることができました。
最初に地球儀ゲーム。地球儀のビーチボールを投げ合っていかに地球が「水の惑星」であるかを改めて考えました。
そのあとに私たちが使用した水はどこに行くのか、「水の旅」をスライドと詳しいお話を交えて教えていただきました。微生物のおかげで新しい命が生まれ、私たちは生かされていることを学びました。
休憩をはさみ、ゴミの不法投棄やその被害を写した生々しい写真をパネル展示で拝見しました。
そして今回、生徒の多くがショックを受けていたのは、「マイクロプラスチック問題」による鳥の悲惨な姿を目の当たりしたことでした。人間の作り出したものがその原因となっているのです。
この問題を解決するためのアクション。その一つがゴミの分別です。
そこで「資源分別ゲーム」でゴミの捨て方を学びました。
熊本市の分別の種類は実質6種類。しかし、八代市は全く違って22品目の資源ゴミと燃やすゴミの23種類。この差はどこから生まれるのか。そして、分別することでどういう利点があるのか。
八代市も以前は12種類程だったそうで、市民の声が元となってここまで細かく分けて資源を再生していらっしゃるということを聞き、驚きました。
最後に「私たちができるエコアクションって何だろう」ということを各グループに分かれて考え、発表し合いました。
「水問題、温暖化問題、ゴミ問題は世界の共通課題」
自分たちの将来暮らしていく地球の姿はどのようになるのでしょうか。
私たち一人ひとりの行動がその未来を作っていくのだということを考えさせられた講演&ワークショップでした。