高校 2019.06.21
市役所出前講座

6月21日(金)に、市役所職員の方々を講師としてお招きして、2学年を対象に「出前講座」を行いました。

市役所からは「子ども政策課・廃棄物計画課・観光政策課・介護保険課・農業政策課・指導課と教育情報室・政策企画課・博物館・国際課・政策企画課」の11部署から、職員の方にきていただきました。 2学年では、「深学化プログラム」の一貫として、1年次から続けてきた探究学習を継続するとともに、視点を「個人」から「社会」へと変えて、どうすればもっと熊本市が住みよい都市になるかを考える「しあわせのまちづくり」というテーマに取り組んでいます。国連サミットで2015年9月に採択された「SDGs(「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」)」という視点を使って、世界の問題を考えたり、身近な視点で熊本の問題について調べ学習を行ったりしてきました。  1時間目は「出前講座」として、各部署の職員の方からお話をいただきました。日々問題に取り組んでいる専門家から、具体的な数値を含めて現状を教えていただくという経験で、生徒達も視野が広がったようです。2時間目は分野毎にグループワークを行い、班ごとに「SDGsおでん」という、まるでおでんのような図が書きこまれたワークシートを使い、「現状の問題」「SDGsの視点」「解決策」「協力してくれる人」などの視点をまとめ、黒板に貼って発表を行いました。 クラスも違い、話したこともない班員を相手に、生徒たちも初めはぎこちない様子で自己紹介をしていました。しかし20分も経てば打ち解け合い、お互いに活発な議論を行うようになりました。1分程度での発表も身振り手振りで聴き手に訴えたり、線を太くして主張を分かりやすくしたりと、それぞれ工夫しており、熱意を持って取り組むことが出来ました。 市役所の方からも「身近な話題をテーマに出来ている、きちんと自分のこととして話し合いが出来ている点が良かった。」など、助言やお褒めの言葉をいただきました。「今までの総合学習で一番楽しかった」と生徒達も大変満足した様子でした。また、「自分では考えつかないような意見を友人が持っていたし、市役所の方から専門的な視点でお話をしてもらったので、とても刺激になった」と話す生徒もおり、今回の体験を通して、より積極的に学ぶ姿勢が身についたのではないかと思います。 今後も一年かけて、グループ学習や発表を行い、学びを深めていく予定です。

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