5月30日(水) 熊本学園創立記念日の午後2時から14号館 高橋守雄記念ホールにて、熊本海外協会創設１００周年記念「姜　尚中（カン サンジュン）氏」 講演会が行われました。

姜　尚中氏は熊本市春日のご出身で、多くの著書があり、たくさんのメディアにも出演され、熊本を舞台にした一昨年の映画「うつくしいひと」にもキャストとして出演された、熊本を代表する文化人の一人です。

「熊本海外協会」は熊本学園大学の前身である「熊本語学専門学校」のルーツとなる団体で、1918年(大正7年)に設立されました。姜氏は「東洋」という言葉をキーワードにして、この１００年間のアジアとヨーロッパのつながりを丁寧にひも解き、最後に、ユーラシア大陸の東端の日本から西端のイギリスまで、スケールの大きな、国境を越えたネットワークを作ってほしいと熊本学園大学の学生達に呼びかけました。

最後の質問の時に、本校2年の平嶋さんが「『アジア版エラスムスプロジェクト』とはなんですか？」と尋ね、会場全体が本校生に注目をした場面がありました。姜氏は分かりやすく答えられていました。 平嶋さんは「玄界灘から韓国釜山に海底トンネルを通し、朝鮮半島から中国、ロシアを通り新幹線でヨーロッパに行けるようになったら」という話にとても感動したと話していました。