深学科プログラム 各学年の取組み
2泊3日の高森宿泊研修では、キャンプ生活をしながら、高森の自然を登山や観察を通して感じ、学んでいきます。「自然」に触れることで、その成り立ちと自然がつくる「環境」に目を向け、私たちの生活について考えるきっかけとします。 私たちがどのように自然と向き合うべきか考え、実践を通して学びます。
前期は「福祉」をテーマにすべての人がしあわせに、豊かに暮らせる社会を考えていきます。インターンシップを通して働くことの尊さや、誰かのために行動することの大切さを学び、「福祉とは何か」という問いに迫っていきます。後期は「平和」をテーマに学習を行います。過去の出来事として戦争を学ぶのではなく、現在の「平和」、未来の「平和」の実現のため、今の自分や世界と結びつけて学習を進めていきます。
年間を通して卒業研究に取り組みます。生徒個人の興味・関心に基づいてテーマを設定し、それぞれの生徒に指導教員がついて卒業論文をまとめていきます。
京都宿泊研修では、様々な体験プログラムに参加し、日本の「伝統」と「文化」の魅力について考えていきます。
海外研修
希望制の「夏期海外研修プログラム」は、高校入学生と一緒にオーストラリアのパースで実施。語学力に加え異文化理解を深める機会としています。
※研修先は2019年度実績です。
東京研修
高校2年生で実施される、一貫生だけのプログラムです。
大学受験前に自らの姿を具体的にイメージする機会です。
高校二年生の冬、一貫生だけの特別な行事「東京研修」があります。一日目は国会議事堂や最高裁判所を巡った後に歌舞伎座で歌舞伎の鑑賞。二日目はつくばエリアの研究施設やJAXAを見学した後に現役東大生との対談。三日目はなんと半日もの間、都内で自由行動(大学キャンパス巡り)でした。
東大生との対談はとても刺激になり、研究施設の見学や半日自由行動はとても楽しかったです。しかし、最も印象に残ったのは歌舞伎鑑賞でした。今までは教科書ぐらいでしか触れることのなかった日本の伝統芸能の緊張感や迫力は、私の心を震わせました。
自らの進路を選択する前に、活躍する場所の一つになるであろう東京を新たな視点から見ることができた、素晴らしい時間となりました。