在校生メッセージ
私は学付生として、今、苦手科目である「英語」に取り組んでいます。特に、物語や対話文を読む長文読解が苦手です。自分なりに対策しても成績が伸びず、先生に相談すると、「問題を解く前に、まず問題文を良く理解するといい」とアドバイスをいただきました。そのことをきっかけに、問題文の中の人物が何を考えているのかを意識できるようになり、少しずつ英語の長文読解が得意になってきました。すると、「なぜ?」「これはどんな意味?」と気づき調べることも増え、英語を通して自分の世界が広がっているように思います。
学付では、アクティブラーニング型の授業が行われるので、人前でプレゼンしたり、みんなと話し合たりする機会が多いです。体育祭前になると、クラス全員で競技の作戦を話し合うこともあります。そのおかげで、もともと人見知りだったのに「緊張せず、人前で話せる」ようになれました。これからは「深学科プログラム」のエコ活動など、環境にかかわる活動にも取り組んでいきたいです。
私が学付で頑張っていることは「あいさつ」です。「あいさつは人と人をつなぐ一番簡単なコミュニケーション」と教わったからです。時にはきちんとできずに反省することもありますが、うまくできたときは自分をほめて、モチベーションを保っています。
また、友達の良い所も見つけるようにして、それを相手に伝えたり、「この人のこういう所が良かった」と生活の記録に書くことも。ほめることや「ありがとう」を伝えることも大事にしています。コミュニケーションのきっかけにもなるし、みんな幸せな気持ちになって、巡り巡って自分にもプラスになると思うからです。
学付では中高6年間で、面白い先生方に出会えます。授業が楽しいと苦手だった授業も好きになれるし、疑問や悩みに先生方は時間を作って応えてくれます。中学の頃から人とのコミュニケーションの大事さを学べて、かつ優しく個性的な先生方に出会えるのは、中高一貫コースの大きな魅力だと思います。
モチベーション高く、学びを深めることができる学校です。
学付では、中学生の頃から授業でプレゼンテーションなどをする機会が多く、コミュニケーション能力を身につけることができていると思います。また、英語の授業が公立中学校よりも多いので、中学生の頃から英語に力を入れることができました。中学生の段階から、高校の授業の先取りもあるので、将来的に大学入試の準備期間をしっかり取れるようになると思います。また、先生方に質問がしやすい雰囲気で、詳しく教えてくださるので、質問して理解できた分が点数となって返って来るのもモチベーションになっています。
そんな中、今頑張っているのは、部活動です。理科部では仲間と一緒に「熊本県科学研究物展示会」で熊本県立教育センター賞(平成30年度)と優賞(令和元年度)を受賞することができました。これからは、交通関連の職に就くことを目指して、さまざまな検定資格の取得や英語の授業に力を入れたいです。学付の充実した学習環境が、すべて私の力になっていると思います。
中学2年生の頃に聞いた「深学科プログラム」の講演会をきっかけに、仮設住宅でのボランティア活動を頑張っています。子どもたちや住民の方同士の交流の架け橋になったり、イベントを企画したりするのが主な活動内容です。幅広い年代の方と交流する中で、「今、やるべきことをしないと」という思いが強くなり、あまり得意ではなかった勉強も頑張れるようになりました。さらに、周りの意見を聞きながら自分も納得できるような考え方を持てるようになりました。イベントの企画運営などで、皆が同じ思いで一つの目標に向かっていくことの素晴らしさも感じています。
私はこのボランティア活動をきっかけに、英語を使い国際活動などに携わりたいという夢を見つけることができました。同時に、学校生活の中でいろんなことに積極的に取り組みたいと思っています。実は、東京五輪の聖火ランナーにも選出されていて、走るのを楽しみにしています。今だけのいろんな経験を重ねていきたいです。