教育目標
現代の日本について、政治、経済、科学技術、芸術などの学習を行います。同時に、社会に貢献している人々の活動を知り、あるべき自分の将来像を具体化します。
一、人物養成
熊本学園は昭和17年の創設以来の伝統として、「師弟同行」「自由闊達」「全学一家」の建学精神に基づき、信頼と親愛のうちに教師と生徒が一体となって修養に励み、自由で平和な学園生活を通して自主独立の精神を涵養し、真摯にして積極性ある実践的人物の養成を一つの目標にしている。
「心と服装の清潔」を常に心がけさせ、公共心を尊ぶ民主社会の一員としての自覚と責任を体得させるなど、人物の育成には特に意を用いる。
一、全人教育
知育・徳育・体育の渾然融合した教育体制を慎重に考慮して、進学校が陥りやすい知育偏重の弊を避け、いわゆる全人教育の理想を実現することが、また一つの目標である。
生徒は次の「生徒の誓」を座右の銘として、日夜研鑽に励み、英知・気品・剛気の三要素を基調とする人格の形成に努める。
生徒の誓(昭和38年3月制定)
われわれは民主的文化的な国家社会の卓抜な指導者となるため、学友相助け相励まし、端正闊達の校風を振興し、学園建学の精神に徹することを誓う。
一、学業に精励し英知を磨く
本校教育の根幹である。単なる知識の習得に止まらず、真摯な学習を通して、理性的判断に基づく行動ができるような知識の涵養に最も意を用いる。
一、情操を陶冶し気品を高める
教養を身につけると共に、豊かな人間性を養うため、あらゆる教育の機会を通して情操を陶冶し、高潔で気品ある人間となるよう努める。
一、心身を鍛練し剛気を養う
英知を行動に結びつける勇気、さらに正義を尊び、困難にも屈することなく、目標に向かって突き進む気力の充実に努める。